前回の
美容室・美容院で質問が多い【ノンジアミンカラー剤】ヘルバの色とは♪
の記事の美容師目線で書きます。
クリスタルブラウン
ナチュラルな茶色(ブラウン)のクリスタルブラウンは
明るさが7トーンから10トーンまであり、
一般的なヘアカラー剤と比べて髪質によって0.5トーンくらい暗めになることがあります。
2剤オキシによって調節できます。
慣れれば普通のカラー剤と変わらない意識で使えます。
クリスタルブラウンの色味はウィッグではクールブラウン、ナチュラルなどのどちらかと言えば
寒色系のブラウンになります。ただクールブラウンのような強い寒色系のブラウンではないので
赤みのあるブラウンよりは少ないくらいの感覚のただの茶色です。
トーンアップの7トーン以下はオキシを3%や、4.5%にして明るくなりすぎないように調節します。
トーンダウンの時は7トーン以下にはなりませんのでカラートリートメントを混ぜると暗くできます。
ペールグリーン
アッシュ系がないので赤味を消したい、くすませたい人にはマット系のペールグリーンを使います。
ペールは(淡い、薄い)の意味なので一般的なカラー剤や、
彩度が高く綺麗にアッシュが出るカラー剤などと比べたらマット感は弱くなります。
ですが赤味が嫌いなお客様には使用します。
色味が薄い分マットでも凄く色が暗くなり過ぎることは少ないです。
ブリーチなどハイトーンの人や痛みによっては緑っぽくなる場合もあります。
シャンパンゴールド
シャンパンゴールド単色で使うことは少ないですが
クリスタルブラウンの色味をもう少しベージュ系にしたい時や
色味で明るく見せたい時に使うことが多いです。
寒色が弱いので単色で使っても赤味が出やすい髪質などによってはオレンジ系になる場合もあります。
ローズピンク
ローズピンク結構きれいにピンクが出ますので彩度は高いと思います。
ピンクなのでそこまで色持ちが良くはないので差支えないかもしれませんが
髪質によって綺麗にピンクの赤味が出すぎたかなと感じる時もあります。
8トーンのピンクが綺麗です。
パッションオレンジ
パッションオレンジもローズピンク同様に綺麗に発色します。
ただオレンジは人によって誤差が生じやすいのでクリスタルブラウンと混ぜてオレンジブラウンにしたり
シャンパンゴールドでオレンジを薄くしたり、
ローズピンクで柔らかい赤味を足したりします。
トーンダウンについて
7トーンや8トーンで2%、3%を使うとトーンダウンできますし
10トーンや6%でも色味を入れることはできますが
一般的なヘアカラー剤に比べて暗くなりにくかったり、
色が薄かったりします。
もう少しトーンダウンについてと
カラートリートメントを使用しての白髪染めは次回の記事で書こうと思います^_^
こちらの記事にノンジアミンカラー ヘルバのカラーチャートのリンクがございます↓↓